楽天証券と楽天銀行が提供するFXサービスについて、わかりやすく解説します。これからFXに興味を持ち始めた高校生でも理解できるよう、やさしく説明しています。
1. FXってなに?楽天FXと楽天銀行のサービスのちがい
FX(外国為替取引)とは、外国のお金(通貨)を買ったり売ったりして利益をねらう投資のことです。たとえば「1ドル=150円」のときにドルを買い、「1ドル=152円」になったときに売れば、その差の2円が利益になります。
楽天グループでは2種類のFXサービスを提供しています。
-
楽天FX(楽天証券):本格的に取引したい人向け。パソコンでの操作に強く、機能が多い。
-
新・楽天銀行FX(楽天銀行):スマホ中心で気軽に始めたい人向け。申し込みが簡単でスピーディー。
2. 楽天FXのメリットまとめ
楽天FXには次のような特徴があります。
自分に合ったレバレッジを選べる
「レバレッジ」とは、少ないお金で大きな金額を動かせる仕組みです。楽天FXでは、1倍から25倍まで自分で選べるので、初心者でも安心してスタートできます。
便利な取引ツールが充実
-
MARKETSPEED FX(PC版):テクニカル分析やチャート機能が豊富。
-
iSPEED FX(スマホアプリ):4画面表示や指標設定ができ、外出先でも本格的な取引が可能です。
自動売買が可能(MT4対応)
「MT4(メタトレーダー4)」というソフトを使うことで、設定通りに自動で売買してくれる仕組みを使えます。プログラムを自作すれば、オリジナルの戦略も実現できます。
楽天ポイントが貯まる
FX取引をするたびに楽天ポイントがもらえるので、買い物や他の楽天サービスで活用できます。
学習コンテンツが豊富
楽天証券の「トウシル」では、初心者向けの記事や動画、経済の基礎情報まで幅広く学べます。
3. 楽天FXを使うときの注意点
メリットだけでなく、以下のような注意点もあります。
口座開設に100万円以上の資産が必要
楽天FXの口座を作るには、金融資産(現金や株など)が100万円以上必要です。高校生やお金に余裕がない人にはハードルが高いかもしれません。
スプレッドが広がるタイミングがある
スプレッド(売買の差額)は、平常時は小さいですが、大きなニュースがあると一時的に広がることがあります。
電話サポートは平日の昼間のみ
夜間や土日にトラブルが起きたとき、電話でのサポートは受けられません。
MT4はWindowsパソコンと専門知識が必要
自動売買ができるMT4はWindows専用です。Macでは使いにくく、プログラミングの知識がないと難しいです。
4. 新・楽天銀行FXの特徴と違い
「新・楽天銀行FX」は、楽天銀行の口座があればすぐ始められるFXサービスです。
-
スマホだけで申し込み可能(最短3分)
-
入出金がすぐできて手数料無料
-
1,000通貨から取引できて初心者向き
-
自動売買には対応していない
スマホ操作中心で、気軽にFXを体験してみたい人にぴったりです。
5. 楽天FXの始め方ステップガイド
楽天FXを始めるには、以下のステップを踏みます。
-
楽天証券の公式サイトで申し込み(名前・住所・資産などを入力)
-
マイナンバーと本人確認書類を提出(スマホからもOK)
-
ログイン情報が届いたら初期設定をする
-
銀行から1,000円以上を入金
-
アプリやツールでFX取引をスタート!
6. お金の安全とルールを知ろう
楽天FXでは、お金の安全やルールもしっかりしています。
-
信託保全:預けたお金は楽天証券とは別に保管されているので安心です。
-
法律に基づいた運用:日本の金融商品取引法に従って運営されています。
-
ロスカット制度:大きな損失を防ぐために、証拠金が減ると自動的に取引が止まります。
7. 楽天FXはどんな人に向いている?
向いている人
-
楽天のサービス(ポイント・買い物など)をよく使う人
-
FXについて少しずつ学びたい初心者
-
パソコンやアプリを使いこなせる人
-
自動売買に興味がある人(MT4対応)
向いていない人
-
金融資産が100万円未満の人
-
短期で大きな利益をねらう人(ギャンブル志向)
-
夜や休日にサポートが必要な人
-
Macしか持っていない人でMT4を使いたい人
まとめ
楽天FXは、楽天ポイントが貯まったり、使いやすいツールで取引できたりと、初心者にもやさしいサービスです。一方で、口座開設の条件やサポートの時間帯などに注意も必要です。
いきなり大金をかけず、まずはデモトレードや小額からスタートして、しっかり知識を身につけながら進めるのが成功のカギです。自分に合ったFXスタイルを見つけて、賢く取引を楽しみましょう。
関連記事
コメント